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透析患者へのアミパレン投与

第3回勉強会で池淵先生より、「薬剤師さんから透析患者へのアミパレン投与は禁忌と言われましたが・・・?」という質問をいただきました。


アミパレンの添付文書は下記URL

https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3253406A4034_1_05/

添付文書内の禁忌の項目 2

重篤な腎障害のある患者又は高窒素血症の患者[水分の過剰投与に陥りやすく、症 状が悪化するおそれがある。また、アミノ酸の代謝産物である尿素等が滞留し、症状が悪化するおそれがある。]


透析患者であれば投与前から高窒素血症状態であると思われるため、禁忌と言われたのではないかと予想します。また、腎不全用のアミノ酸製剤はキドミンとネオアミューであることもアミパレンを透析患者へ投与しないということになった一因ではないかと思います。


結論から言うと、食事療法と同様の考え方で輸液も考えたら良いのではないかと思います。腎不全用のアミノ酸製剤は通常のアミノ酸製剤に比べてアミノ酸量が少ないため、必要量を充足することを重視するのであれば、アミパレンなどの通常アミノ酸製剤を使用することも考えて良いと思います。ただし、エビデンスとしては乏しいのですがアミノ酸組成としては腎不全用の方がBUN上昇に対して有利であると考えられているので、投与アミノ酸量(g/kg)、NPC/N、投与後の採血データなど見ながら輸液プランを考えないといけないと思います。

透析患者 ≠ 通常アミノ酸製剤禁忌

BUN上昇により症状が悪化する患者 = 通常アミノ酸製剤禁忌


下の論文がわかりやすくまとまっています。無料で見ることができるので、お時間があれば見てみてください。ちなみに、透析患者に対する通常アミノ酸製剤の投与についても以下の論文に書かれていますが、保険上必ず査定されるわけではないようですが、可能性としては"0"ではないようです。


腎不全用の栄養管理における静脈栄養の意義と実際日本静脈経腸栄養学会 33(3) 848-852 2018





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